お題の背景
SLO(Service Level Objective)は、信頼性をめぐる「組織の約束」です。しかし、実際に導入する段階では、エンジニア、プロダクト、ビジネス、サポートなど、関わる人ごとに価値観や期待が異なり、最初の合意形成が大きな壁になります。
「どの指標を採用するのか?」「どこまで信頼性を求めるのか?」「なぜ今、SLOが必要なのか?」といった問いは、数字や手法だけでは解決できません。信頼性をどう捉えるかという認識をそろえる対話が必要になります。
現場あるある
- KPIとSLOが混ざり、議論が前に進まない
- ビジネス側が「落ちたら困る」と100%稼働を期待する
- エンジニア側が「その数値は現実的でない」と反発する
- “裏SLO”のような実態ベースの数字が先に存在してしまう
- 指標が多すぎて、逆に誰も使わなくなる
- そもそも「SLOが何の役に立つのか」が共有されていない
- 合意形成に時間をかけすぎて、運用フェーズに進まない
誰も悪くないのに、前に進まない。SLO導入の現場では、よく起きる状況です。
投稿ガイド
ここでは「あなたならどう動くか」を自由に書いてください。経験でも、仮説でも、短文でも、ストーリーでも構いません。うまくいった話だけでなく、「こうしたいが難しい」という迷いも歓迎です。
書き方のヒントとして、例えば次のような視点があります。
- 最初に誰と話し始めますか?
- どの前提から揃えますか?(可用性、コスト、優先順位など)
- 数値への違和感や抵抗はどう扱いますか?
- ステークホルダーをどう巻き込みますか?
- 最初のSLOはどのように定義しますか?
- 「落ちた時にどうするか」まで説明しますか?
あなたの視点・経験・仮説は、そのまま価値になります。ここから下のフォームに、自由に書いてください。
再現しやすさ(Recommendation Level)
あなたが投稿したアクションが、他のSREにとってどのくらい再現しやすいかを星で教えてください。これは投稿内容の「良し悪し」ではなく、あなたの体験が「どんな現場に向いているか」を可視化するための指標です。
- 多くの現場で再現しやすい
- 条件がそろえば十分再現できる
- いくつか工夫は必要だが応用できる
- 特定の環境でのみ成立しそう
- かなり特殊で再現は難しい
SRE文化への接続
あなたの投稿につけた「再現しやすさ」は、SLO導入の合意形成がどのような現場で機能しやすいのかを示す小さな手がかりになります。誰かの現場では通じた工夫が、別の環境では違った形で役に立つかもしれません。
そうした経験や気づきが集まることで、SLOをどのように「組織の約束」として育てていくべきか、その多様な姿が見えてきます。あなたの実践が、これからSLO導入に向き合う誰かの助けになります。
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